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プロダクトデザイナーのデザイン思考ノート

読書論から考える成長の法則

身の回りを含め、世の中にはすごい人たちが大勢います。

誰でも、尊敬する人や目標とする人がいると思います。

そして、その人の年齢を考えて、今の自分の年齢をひいてみる。
例えば、年齢的にも近い人を思い浮かべて、あと何年後にはあんな風になれるのかとか、あそこまでのことが出来るのか、思うと焦ることもあるかもしれません。

ただ、そこに対してポジティブに考えることができる思考を、ある本をきっかけに見つけました。

これは、人の成長の傾向に関して、恐らく誰にでも当てはまる法則だと思っています。

方法論ではないですが、個人的には安心材料としての位置づけです 笑

さて、フォーカス・リーディングという本を年末に読みました。

いわゆる読書術の本で、まず最初に書いてあったことは、言われれば当たり前なのですが、本から得られるメリットは、私たち次第であるということ。

ここが肝心な部分ですが、読んだ本が身になるかどうかが重要です。

著者によると、それは以下のように表されます。

「読書にかけたコスト」というのは金額はもちろんそうですが、かけた時間もコストとして考えることができます。

「ビジネス力」というのは、情報として終わらせず、現実のリターンである収入や利益に結びつける力のことを言っています。

いわゆる「応用力」といったところでしょうか。

さらに、「本のコンテンツ力」に先程の式を代入すると、以下のようになります。

同じ本を読んでも、かけた時間、金額、自分の力次第で得られるリターンの質が違うというわけです。

ここで、この式は、もっと概念的に広げて、人の成長について考えることができると思います。

成長というのは、何かインプットがあったときにそれを自分の中に定着できたとき、というのがひとつあると思うので、「著者の力」を「情報の質」に、そして、「読書」の部分を「情報」に置き換えてみます。

さらに、成長について考えるにあたり、シンプルに、コストのことは抜いて考えてみましょう。

一口に「情報」といっても、それは読書や人の話、体験など、様々だと思うので、「インプット」としたほうがわかりやすいかもしれまん。

「ビジネス力」というのも少し限定的な響きですので、先程述べたように、「応用力」にします。

そして、「インプットの効果」は、いわゆるリターンのことですので、インプットがあった際の「成長度」とすることができると思います。

個人的にはこれで納得のいく方程式の完成です。

つまり、成長度は、インプットの質、経験値、応用力により決まるということで、インプットの質は、良い本に出会うこと、刺激的で面白い話や、自分の知らない話を聞かせてくれる良い先生や友人に恵まれることで上がると思います。

さらに、ソースはインターネットでも、テレビでもラジオでも雑誌でもかまわないと思います。

いいものを食べたり、着たり、使ったりする経験も然りで、発見がある場合、まずいものや出来の悪いモノも質のいいインプットになり得ると思います。

経験値というのは、文字通り色々な経験をしていることですが、この経験値がいわゆる「気づき力」のようなものかもしれません。

深い、あるいは幅広い知識や経験があることで、あるインプットに対して多角的なものの見方、噛み砕き方ができるのだと思います。

先生や先輩が、「色んなことをしろ」だとか、「遊ぶときは思い切り遊べ」というのはそのことに由来している気がします。

「○○したことがある」「○○を知っている」という強みが、経験値と呼べます。

応用力の一部は、この経験値に由来していると思いますが、そういったことに裏打ちされたひらめき力、発想力ではないでしょうか。

以上の3点が成長のためのポイントとなる要素だと思いますが、あるインプットがあることで、それが経験値となり、それによる成長は、それもまた経験値や応用力として自分に蓄積されるわけですから、回を重ねるごとに右辺の二項目は自動的に膨らんでいきます。

すると同じレベルのインプットであっても、経験値や応用力は大きくなっていきますから、成長は加速度的に進むといえます。

このような仕組みを、回路理論用語では、今進んでいる方向に押し進めるという意味で、「ポジティブ・フィードバックループ」というようです。

雪だるま式な感じですね。

私自身、学部1年生の1年間は、何か出来るようになっただとか、進歩しただとかいった感覚は全然ありませんでしたが、それに比べて大学院の1年は成長を割と感じれるようになりました。

これも、ポジティブ・フィードバックループの賜物かもしれません。

触れるのは後回しにしていましたが、「インプットの質」もこのループの中に組み込まれていると思います。

これは自分そのものには関係ないようにも思えますが、金持ちは金持ち同士で、トップの人間はトップの人間同士で集まる機会や場が数多くあって、そこでハイレベルな情報や、一次情報が交換されることを考えると、自分の成長に伴って「インプットの質」も上がっていくと思います。

ということで、最終的に何が言いたかったかというと、どうやら成長度は単なる積み重ねの足し算ではないということで、冒頭で述べた「焦り」というのは、成長のポジティブ・フィードバックループに期待すれば、あまり心配しなくていいのかもというささやかな希望です 笑

ただ、この仕組みは、最初の小さな開きが後で大きなものになる恐れがあるので、今のうちに気合い入れて頑張らないといけないなと思います。

以上、不安にならないための安心材料探しでした。
頑張ります!

P.S. 修士論文の提出が無事終わりました。

ただ、2月中旬までは色々と抱え込んでいるものがあるのでそれまではあまり落ち着きませんが、そちらも頑張ります。

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